同じ歌、けれど違う歌

はじめに

皆様こんばんは。
SHIROBAKOアドベントカレンダー20日目です。
adventar.org

よろしくお願いいたします。

初めて視聴してから、はや一年

昨年は、偉大なる先輩方より 執拗な推し視聴を勧めていただき
更にはこのようなアドベントカレンダーも書かせていただきました。

tk-masuda.hatenablog.com

昨年は転職したこともあり、環境に慣れようと勇んでいたところ
時が経つのは早いもので、気づけばもう師走でございます。

アニメ曲の歌詞って気にしたことありますか?

唐突ですけど、実際皆さんどうでしょうか?
曲の評価指標として、リズム・演奏・メロディ・歌声自体が素晴らしいというのもあるかと思います。しかし歌というからには歌詞がありますよね。アニメや映画など作品の主題歌は、きっと作中と何かしら繋がりがあるはずです。今回はそこに焦点をあててみました。
 

EDテーマ「プラチナジェット」 

当時気になってた僕は歌詞を読んでみました。
初っ端で申し訳ありませんが一点だけ謝らせてください。みなさんこのフレーズわかりますか?

ねるねる~な、ねるねる~な~

歌詞をみるまでは、僕はこう思ってました。

寝る寝る~な、寝る寝る~な~

まじでスンマセン。 

めっちゃブラックやんけ、とか思ってた

正解はこちら

ねえ Lunar Lunar ねえ Lunar Lunar

Lunarは「三日月」という意味ですが、語り掛けています。
この「三日月」ですが、さらに調べてみると

  • ビジョンに向かって行動を始める

という意味があったり、「三日月に願うとその願いが叶う」というお話があったりするそうで
歌詞はこう続いていきます。

ふりそそぐ星たちの光が
今この時のものじゃないように
君のもとへ届くまでに
もう少しかかるの
まってて!

パっと見、アニメ制作のお話ということもあり
精魂込めて制作したアニメを届けたい気持ちを表すのかな~と思いました。

しかしどうだ、りーちゃんも歌ってんぞ

想像にしかなりませんが同好会のときかもしれませんし、未来で一緒に制作している「どーなつ◎くいんてっと」かもしれません。

この時僕はこう思ったんです。

もし、りーちゃんがアニメと同じ時系列で歌っているとしたらなんと儚いことか。

なにが儚いと言っているのか

13話をみてみましょう。
皆が大好きなりーちゃんが、第三飛行少女隊の設定調査をやり始める回です。

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「自分、知らないことを知ることがすごい好きみたいです。なんか一歩夢に近づいたーって感じもするし」

同好会の皆が一緒の職場ではないとはいえ、それぞれ夢に近づく様を目の当たりにして寂しさを感じているのだと僕は思います。

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ここで、みゃーもりが「夢?」と聞き返しています。

誓い合った夢への各人の想いの強さはわかりませんが、一番夢に近いはずの宮森が、、、不思議ですね。

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「ちょっと焦ってた」というりーちゃんに、「早いよ、まだ始まってもいないんだからさ」と答える宮森。

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「だから、、、早く始めたいっす」

ねぇ、わかる?わかった?

どんな気持ちだったんだろう。切なかったんだろうなぁ。
目指す先にいる人との距離って縮まるようで縮まらないのは皆さんもご存知でしょう。
まだ届かなくてもいい、少しでも近くに という願いが、想いが、言葉から溢れたように感じます。

僕だったらアルバイトとはいえ調査なんてしない、と思う。
確かに知らないことを知るのは楽しいかもしれないけど、さすがに面倒くさい。
きっと、りーちゃんはその経験を通してアニメ業界に触れ、学びを得るのが夢への近道の一つだと気づいていたのだろうと思っています。 そうやって少しでも進みたいのです。

ここで改めて歌詞をみてみましょう。

ふりそそぐ星たちの光が
今この時のものじゃないように
君のもとへ届くまでに
もう少しかかるの
まってて!

同じ歌詞、同じメロディー。しかしどうでしょう。
りーちゃんと宮森では状況からして受け取り方が変わりませんか?

まとめ

一本のアニメではありますが、作中ではいろんなドラマがあります。
視聴している僕たちからすれば一つの物語ですが、少しキャラクターに視点をあわせてみると多くの物語が見えてきます。
同じ歌詞なはずなのに、歌い手に思いを馳せると感じ方が違うということが伝わったでしょうか。
たまには歌詞を読んでみようかな、と少しでも思っていただけたなら嬉しいです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまたどこかで